◆東大雪の代表的な山々


東大雪の山々は主峰のニペソツ山をはじめ、石狩岳遠く、男性的な山容をしていることから、道内外のアルピニストにとって憧れの山となっています。氷河時代の生き残りといわれるナキウサギやシマフクロウなど貴重な動植物に出会ったり、深山ならではの静寂と神秘に満ちた景観が満喫できます。

山頂部では、豊富な高山植物がいたるところで花咲かせています。また、エゾマツやトドマツが原始性豊かな森林景観を作っています。このような優れた自然を大切にしながら、美しい景観や空気をお楽しみください。

 

・ニペソツ山
・ウペペサンケ山
・石狩岳
・ユニ石狩岳
・西クマネシリ岳

◆登山道危険箇所[PDF]

◆無線・携帯電話利用範囲[PDF]



東大雪の山々は2,000m前後しかありませんが、本州の3,000mに匹敵する気象です。装備は万全に。
雨具と電灯は必ず携行しましょう。
地図とコンパスでしばしば現在位置を確認しましょう。
登山届を必ず警察などに届け出ましょう。
指導標識、植物は損なわないように。
クマはどこにでもいます。出没情報を事前に収集しましょう。
国立公園内です。ゴミの持ち帰りは常識です。
メンバーの体調に応じて、無理をしないように歩きましょう。
雪渓やガレ場ではルートを見失わないよう慎重に。
下山の方が事故が多発します。登山口まで慎重に歩こう。

 

kiken.pdf[992KB]

 

musen_keitai.pdf[3.77MB]

 

  標高 2013m

独特の雰囲気を持った、東大雪で一番高い山。山頂の東側は切り立った斜面で、前天狗からの展望は信じられないほどの迫力と美しさです。登山道は二つありますが、杉沢コースが一般的に利用されています。足元には、お花畑も広がり目を楽しませてくれます。山頂からは北に石狩連峰と表大雪の山々、南に十勝平野、東に西クマネシリ、雌阿寒岳と糠平湖、西に十勝岳連峰を見渡せます。運がよければナキウサギやオコジョなど、珍しい動物を見ることができます。熊を見かけることもあるので鈴などを持っていきましょう。

 

この山に魅せられた人は多く、道外からも登山客が訪れます。深田久弥をして「豪快にして優美、天下の名峰に恥じない」と言わしめた素晴らしい山です。深山ならではの静寂と神秘に満ちた景観の中で神々の頂きに触れてください。


ニペシ(シナノキの樹皮)オツ(多い)


6月中旬〜10月初旬。 11月〜5月は積雪期の装備が必要です。


コースタイムそのものは夏山ガイドどおり。
杉沢コースからの登るのが一般的で、登山口には簡易トイレが設置されています。水場はここで最後です。(登山口までは国道から車で25分)

小屋根まで樹林帯のなだらかな登りが続きます。小屋根から小天狗までは急登で大岩があり、アップダウンが激しく、上級者向けといえます。 頂上は狭く東壁は切れ落ちていますので足元の注意が必要です。

  標高 1848m

2kmあまりの長い頂上を持つ、雄大な稜線が美しい台形の山容が特徴的な山。登山道は糠平コース、西コース(ウペペサンケの最短コース)、菅野温泉コースの3コースがあります。そのうちのひとつ、糠平コースへは糠平温泉から登山口まで8kmほどありますので、糠平温泉の送りサービス(迎え無し)や上士幌タクシーを利用されることをお奨めします。山頂からニペソツ山方面の眺めは大きな感動を与えてくれることでしょう。岩綾のやせ尾根と登山植物も見逃せません。

登山口までの林道は、上士幌町から国道273号線で糠平温泉を過ぎてすぐ左手に標識がありますので、そこからお入りください。約7kmで登山口に、その少し先には駐車スペースもあります。(トイレはありません)


ウペペ(春の雪解け水)サンケ(前に出す)


6月中旬〜10月中旬。 11月〜5月は積雪期の装備が必要です。


糠平から登山口まで7kmあります(車で約20分)
登山口より10分で最終水場につきます。
レキ地を登りきると糠平富士のピークに到着です。

  標高 1966m

その名の通り北海道一の大河・石狩川の源流にそびえる山です。十勝三股の草原から屏風のような山並みが望めます。登山道は二つあり、日帰りの場合はシュナイダーコースを利用します。登山口は三股から林道を約10km入った御殿橋の袂にあります。ここは広場になっていて、20台ぐらいの駐車スペースもあり、簡易トイレも設置されています。山頂からの眺めは素晴らしく、またここから表大雪への縦走路が伸びています。

隣のニペソツと比較しても花の種類や眺望ではひけをとりません。6月はキバナシャクナゲが咲き、夏の間は様々な高山植物がたくさん咲きます。北に表大雪の山々、南にウペペサンケ、ニペソツ、東にオッパイ山を眺めることができ、西に沼の原、トムラウシを見渡せます。

 
石狩川の源流に位置するので。


6月上旬〜10月中旬。 11月〜5月は積雪期の装備が必要です。


シュナイダ―コースの登山口は国道から8.5km。(車で30分)
平成6年に登山道の改良が行われ迷う心配はなくなりました。なだらかな道を1時間程歩くとシュナイダ―屋根に取り付くことができ、ここが最終水場となります。 コースタイムは登り5時間30分、下り4時間ぐらいで、かなり急峻な尾根を登ります。 ハイマツ帯を1時間程登ると頂上です。

  標高 1756m

東大雪の最東嘆に位置する山。銀泉台の入口、高原温泉入口を過ぎて大雪大橋、新生橋の先、ユニ石狩橋手前のユニ石狩岳標識でユニ石狩2の沢に沿った林道を7km行くと登山口に着きます。(10台程の駐車スペースがあります)標高1070mまでは作業道がありますが、車で乗り入れることはできません。10分ほど行くと、左手に登山路がありますが、この入り口は目立たないので通り過ぎないように注意してください。

丸木橋を渡り、沢の右岸の登山道を進んでいくと、原始の感じのする苔むした針葉樹林帯となり、登山道両脇に小さな風穴がいくつも空いているナキウサギの生息地「鳴兎園」に着きます。 十石峠から石狩川側に少し下ったところに分岐があり、ブッシュの覆い被さった道を抜け、広い尾根を登っていくとユニ石狩岳頂上に到着です。

 
アイヌ語で「通路となる石狩川」を意味する。


6月上旬〜10月中旬。 11月〜5月は積雪期の装備が必要です。


ユニ石狩川コースはユニ石狩1の沢とユニ石狩川の出合から林道に入ります(看板有り)国道から20分程で登山口に到着。沢沿いに進むと土場跡状の開けたところがあり、少し進むと登山口の看板があります。
針葉樹林帯を登るとガレキの斜面が見え、ナキウサギの生息地「鳴兎園」となります。
沢沿いを行くと沢を埋め尽くす岩なだれに出ます。(大崩れ)登りつめたところが十石峠で、素晴らしい景色が望めます。
ハイマツ帯を抜けるとイワウメ、コマクサ、エゾツツジなどの高山植物が咲くお花畑に出ます。

  標高 1635m

三股よりの眺めから、通称「オッパイ山」と呼ばれている二つの山の南側が西クマネシリ岳です。

国道273号からシンノスケクシュベツ3の沢林道へ入り(道標有り)、5kmほど行ったところが登山口。10台ほどの駐車スペースがあります。フキ、キノコが多く、特にキノコはいたるところに生えています。登山口からしばらくは、川底を歩いて行きます。土場に出たら林道を30分くらい歩き、道標にしたがってそこから山道になります。頂上直下はちょっとした岩場になっており、慎重に歩くことが必要です。ここからはやや急な登りですが、10分ぐらいで頂上です。山頂からは360度の眺望が開け、運が良ければ知床連山まで見えます。

 
「クマネシリ」は「物干し棒のような」の意味。


6月上旬〜10月中旬。 11月〜5月は積雪期の装備が必要です。


コースタイムは登り2時間半、下り2時間ぐらいです。
上二股までは広い作業道を歩きます。上二股は広場となっていて、道標に従い右に行くと狭い作業道になりオオブキの覆う道になり、1200m地点から登山道となります。頂上直下は岩場になっており、少々危険です。



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