十勝令和宣言

アイコン1764令和1年5月17日 更新
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このお知らせは1年以上前のものです

概要

十勝令和宣言の画像
年齢に関係なく、だれもが令和の社会を創る1年生 新時代にふさわしい十勝を“開拓”していきましょう!

 平成27年に始まり5年目となった十勝創生・北海道創生の取組は、5月1日、「令和」に引き継がれました。

 「令き和やか」とも読める新元号に込められた願いについて、政府は、「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたい。」と説明されました。

「令和」の始まりとともに、2人の新リーダーを仲間に迎えた私たち十勝町村会(18町村長)も、明るい希望を持って、「大きな花を咲かす十勝」を創る決意です。

あせらず あきらめず 勇気を失わず

 花を咲かせるには、種を蒔き、芽を育まなければなりません。

 令和1年5月4日(土)、南十勝の大樹町に本社のあるベンチャー企業が同町内の実験場から打ち上げた、全長10m、直径50cm、推力1.2トンの液体燃料観測ロケット「MOMO(モモ)3号機」は高度113.4キロの宇宙空間に到達しました。民間単独開発のロケットとしては国内初めてです。

 令和の幕開けを祝うかのような打上げ成功でした。

 昭和の最後の年(s63年)にスタートした北海道庁の新長期総合計画・夢を形に変える“戦略プロジェクト”の一つに「北海道航空宇宙産業基地構想」が組み込まれ、大樹町が候補地となり、“宇宙のまち”へ向けて、町民による「大樹スペース研究会」が設立されてから31年が経っていました。

 “世界中の誰よりも小型で低価格のロケットをつくる”を合言葉に、日本中のロケット好きが集まり、ロケットエンジンを作り始めた若い技術者集団であるこのベンチャー企業には、今、22人が働いており、うち、家族を含めて15人が大樹町に完全移住し、町民となっています。

 花は十勝の全ての町村で咲き始めており、近い将来“十勝はひとつ”のキャッチフレーズにふさわしい大輪の花に成長していくことでしょう。

十勝に触れて 十勝と共に

 4月から放送中のNHK連続テレビ小説「なつぞら」は昭和20年代・30年代の十勝が舞台です。

 なつが酪農を学ぶために進学した十勝農業高校は、現在の帯広農業高校のかつての学校名です。「勝農魂」は、酪農に、畜産に、畑作にと、十勝の各地に飛び出して行き、現在の「日本一の食料供給基地・十勝」「世界に誇る十勝農業の実現」に大きな貢献をしてくれました。

 十勝晴れと呼ばれるほどの青空と岐阜県よりも広い大地に34万人が暮らす現在の十勝。
なつを演じる広瀬すずさんは「夏・冬それぞれのロケで、十勝の広大な草原・雪原に一人で立っていたとき、なつと同じように私自身も、きっとここでしか感じ取れない感情に出会っているな」と思ったそうです。

十勝の皆様 全国の皆様

 現在十勝で暮らしている皆様。

 私たちは、十勝で生まれ十勝で暮らし続けている人、十勝に移住し暮らし続けている人を大切にするまちづくりに取り組んでいます。

 過去十勝で暮らしていた皆様。

 私たちは、進学や就職で十勝を離れても「やっぱり十勝で働きたい、暮らしたい」と戻ってきてもらえるまちづくりに取り組んでいます。

 将来十勝で暮らしてみたい皆様。

 よく地方には仕事がないと言われますが、そんなことはありません。今や十勝の成長産業と言ってもいい農林漁業、保健・医療・福祉、建設業などは人手不足です。そういう仕事に合う人は是非十勝に来て下さい。職業紹介、住宅対策、子育て支援など、官民協働のまちづくりに取り組んでいます。

 私たち18町村長は、東京から出てくる発想では、人口減少時代は乗り切れない、地方の多様な思考から生まれる発想からこそ、閉塞感を打破するアイデアや実践が出てくるという思いを強くしています。
それぞれの発想と実行力を持って、互いに競争しながらも、全力で十勝創生に取り組むことを、ここに宣言します。

令和元年5月16日
十勝町村会令和元年度第1回通常総会

音更町長  小野 信次
士幌町長  小林 康雄
上士幌町長  竹中 貢
鹿追町長  喜井 知巳
新得町長  浜田 正利
清水町長  阿部 一男
芽室町長  手島 旭
中札内村長  森田 匡彦
更別村長  西山 猛
大樹町長  酒森 正人
広尾町長  村瀬 優
幕別町長  飯田 晴義
池田町長  勝井 勝丸
豊頃町長  宮口 孝
本別町長  高橋 正夫
足寄町長  渡辺 俊一
陸別町長  野尻 秀隆
浦幌町長  水澤 一廣


添付資料

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お問い合わせ先
上士幌町字上士幌東3線238番地
上士幌町役場 2階8・9番窓口
企画担当
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