おすすめの一冊(広報かみしほろNo.526)

平成24年1月27日(金)|384 view

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概要

「女装と男装」の文化史

佐伯順子 著

     
 男性が女装する、女性が男装するという行為は逸脱的と捉えられる半面、古今東西、多くの娯楽メディアに見受けられる事象でもあります。

 この本では、『古事記』や歌舞伎の演目、男装の麗人が活躍する少女漫画『リボンの騎士』や『ベルサイユのばら』、女装が主題の映画『トッツィー』や『ミセス・ダウト』、シェイクスピア作品ほか、文学・演劇・漫画・映画・アニメ・テレビドラマなどに登場する異性装の事例を具体的に分析しています。

 紹介された作品を実際に見てみたい、既に見ていれば改めてよく見たいと思わせる興味深く面白い分析となっています。ヤマトタケルと現代の男性アイドルの女装に時代を越えた共通点が見られることや、描かれた年代が異なる三つの少女漫画に全く同じ場面が出てくることには驚きます。

 人は社会的な生き物である以上、常に何かの役割を演じて生きているといえます。異性装で性別越境を試みる人々を描く時、性別も役の一つであることが見えてきます。女であること、男であることとは何なのかという、誰もが無関係ではいられない問いについて考えるきっかけとなる本です。


おすすめの一冊
広報かみしほろの「としょかんだより」で毎月1冊紹介している書評コーナーです。


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