おすすめの一冊(広報かみしほろNo600)

平成30年3月28日(水)|328 view

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概要

薩摩組幕末秘録

鳴海 章 著

 1846(弘化3)年正月、越中富山の売薬商・藤次は、北西の季節風が吹きつけ荒れ狂う日本海を蝦夷地へと向かう弁財船『豊勝丸』の中にいた。

 全国津々浦々をめぐる売薬商は、国ごとに22の仲間組で構成している。薩摩組とは、薩摩国で商う売薬商たちの組織のことで、藤次は、その元締め・大手薬種問屋『於菟屋』に属する売薬商であった。

 ところが薩摩藩は、売薬商の出入りを禁じていた。そこで於菟屋は、値千金ともいわれる蝦夷地の利尻昆布を手土産にすれば、薩摩国での商いが認められると踏み、藤次にこの航海を指示した。大阪を出て、日本海で何カ所か寄港しながら、蝦夷地利尻で昆布を積み、それを長崎まで運ぶという行程。ただ、そこには、財政が逼迫している薩摩藩の利害も見え隠れしていた。

 一方、加賀藩の武士・馬渕洋之進は、母の兄で藩政の寄合所で目付職の渡部左近に命令を受ける。薩摩の唐国との抜け荷(密貿易)に、利尻昆布を運ぶ富山の売薬商の動きが関与しているとして、その売薬商を始末せよとのこと。果たして、売薬商藤次の運命や如何に……。


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