おすすめの一冊(広報かみしほろNo604)

アイコン677平成30年8月16日 更新
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概要

青春とは(youth)

サムエル・ウルマン/原作詩 新井 満/自由訳

 今回は、詩「青春とは(youth)」について書かれた本を紹介します。

今年3月、89歳で亡くなられた海保進一先生は、上士幌エッセー教室の初代講師でした。平成4年度の教室開始当初から、20年間にわたり、老体に鞭を打ち、自宅のある帯広から上士幌まで毎月通っていただきました。

 同教室で先生は、会員さんの作品に対する丁寧で優しい指導はもとより、作品の中の話題に絡めて、色々なお話をしてくださいました。中でも次の言葉は、先生が折りに触れてよく言われていたもので、とても印象深く記憶に残っています。

 歳を重ねただけで人は老いない
 夢を失ったとき はじめて老いる

 まさに、詩「青春とは」の一節で、いつまでも心の瑞々しさを失わなった海保先生ご自身を表している言葉だと思われてなりません。

 詩「青春とは」は、今から100年前に、78歳のユダヤ系米国人によって書かれました。

 心に響く言葉というのは、時を越えて海を渡り、多くの人々に影響を与え続けるものだと、この本を読んで改めて思いました。


おすすめの一冊
広報かみしほろの「としょかんだより」で毎月1冊紹介している書評コーナーです。


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