おすすめの一冊(広報かみしほろNo636)

令和3年3月25日(木)1592 view

 内容
『九十九藤』
 西條奈加/著

 
 「心淋し川」で直木賞を受賞した池田町出身の西條奈加さんは、本町図書館でも人気です。
2016年に刊行された本作の舞台江戸の日本橋。増子屋太左衛門は、父から受け継いだ油問屋を繁盛させ、さらに蝋燭問屋、合羽問屋、口入屋(奉公人を世話する商売)と、20年かけて店を4軒に増やしました。蝋燭問屋と合羽問屋は、油問屋の勢いに乗せて、2軒とも順調に売上を伸ばしましたが、全く性質の異なる4軒目の口入屋はどうも芳しくないようです。これも太左衛門がやってみたくて始めてみたものの、いわば新規参入事業。口入屋は、他の店の売上で支えられているという状態でした。
 この窮状を建て直すのに、太左衛門は、茶問屋駿河屋で奉公していたお藤を、我が店の差配として迎えました。生家が口入屋で、幼い頃から祖母に商いを厳しく仕込まれたというお藤。女性の差配を迎えるという話に戸惑う番頭や手代たちと折合いながらお藤は、これまでの商いの常
識を打ち破る秘策を次々と打ち出していきます。葛籠のような難局に立ち向かうお藤の姿勢は、痛快です。



おすすめの一冊
広報かみしほろの「としょかんだより」で毎月1冊紹介している書評コーナーです。

お問い合わせ
図書館担当
アイコン01564-2-4634 
9:30-18:15 ※事務所営業時間
上士幌町字上士幌東3線237番地



お問い合わせ
01564-2-2111
受付時間: 平日8:30-17:15
もしもの時は
主要施設