おすすめの一冊(広報かみしほろNo649

令和4年4月25日(月)|2362 view

概要

おすすめの一冊(広報かみしほろNo649
『影に対して』

遠藤周作/著






 平凡な生活が一番だという父と、一つのことを極めるまでを追求し続ける母。二人の極端なまでの価値観の違いが禍し、離婚に至ってしまいます。大人の事情など知らない子ども時代に、両親の離別を経験した主人公勝呂(すぐろ)は、違いすぎる二人の生き方に戸惑い、親戚の大人たちに翻弄されながら少年期を過ごします。
やがて、再婚した父と義母と3人で暮らすことになる勝呂ですが、一時は疎ましく思った母に対して、母を捨てたという罪悪感を、心の底にある深い愛情と共にいつまでも抱き続けます。
 表題作「影に対して」は、1996年に73歳で亡くなった作家・遠藤周作の未発表小説で、2020年6月に長崎市遠藤周作文学館で寄託資料の中から発見され、同年10月に出版されました。本書は、この表題作を含む7つの短編で構成され、遠藤自身の自伝的小説集です。
 遠藤作品を愛読されてきたという上士幌エッセー教室講師の新宮先生は、教室開催の際、会員の皆さんにも本書を強く薦めていました。
「母」というものについて、深く考えさせられます。


おすすめの一冊
広報かみしほろの「としょかんだより」で毎月1冊紹介している書評コーナーです。


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