「マイマイガ」に注意しましょう

概要

マイマイガとは、身近に生息する大型のガです。約10年の周期で大発生し、終息までには3年程度かかるといわれています。
令和7年7月17日現在、上士幌町内において「マイマイガ」や「カシワマイマイ」の成虫が散見されております。
羽化したマイマイガの成虫や卵に触れるとかぶれてしまう場合があります。
駆除にあたっては、次の事項に注意してください。
マイマイガの画像
☝マイマイガ
カシワマイマイの画像
☝カシワマイマイ


成虫の駆除について

出現時期は7月から8月とされています。成虫の寿命は10日前後となります。
成虫は水銀灯などの照明の近くや白い外壁などに集まる性質があります。
成虫に薬剤の効果は薄いようです。火ばさみを使って回収するほか手袋をして直接手で集める方法が有効です。
その際、鱗粉(りんぷん)が舞い上がるのでマスクも必要です。
※鱗粉については、皮膚の弱い人やアレルギー体質の人の場合は、触れるとかぶれる恐れがあります。
手の届かない場所の駆除には、ホースで放水する方法もあります。捕まえた後は、燃やせるごみに出してください。


卵の駆除について

出現時期は8月から翌年5月とされています。
卵には薬剤の効果は期待できません。はぎ取って燃やせるごみに出すか、土を5㎝くらい掘って土中に埋めてください。
削り落としたまま放置すると翌年孵化する場合があるため、確実に処理してください。
はぎ取る方法として、ヘラを使用するほか角型のペットボトルを輪切りにして利用すると効果的です。また、ガムテープやロール式のカーペットクリーナーなどの粘着テープで卵をはぎ取る方法もあります。


幼虫の駆除について

出現時期は5月から8月とされています。
孵化直後から糸を吐き、風によって移動します。成長すると体長6㎝ほどになります。初期の幼虫の毛には毒があり、触れるとかぶれることがあります。
幼虫が小さいうちは、市販している殺虫剤を使用することが効果的です。幼虫が大きくなったら、殺虫剤が効かなくなるので、火ばさみなどで捕まえ、少量の家庭用せっけんを溶かした水につけて駆除することが効果的です。
夜行性のため昼間は葉の裏などでじっとしています。7月初旬ごろにさなぎになり、7月下旬ごろに羽化します。


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